WiMAXは5G通信に対応した高速インターネットを工事不要・月額定額で利用できる便利なサービスです。しかし、提供するプロバイダごとに料金やキャンペーン、端末代などが大きく異なるため、どこで契約すればお得なのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、主要13社のWiMAXプロバイダを実質月額・キャンペーン・解約条件など多角的に比較し、特におすすめできる5社を厳選して紹介します。初めてWiMAXを契約する方はもちろん、乗り換えを検討している方も必見です。
WiMAXの特徴やメリット
WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)はWiMAX回線を使用した通信サービスです。WiMAXの特徴やメリットは以下の通りです。
- 工事不要ですぐにWi-Fiが使える
- データ容量を気にせず無制限で利用できる
- 通信エリアが全国対応
- 通信速度が速く、安定している
- 固定通信とモバイル通信の両方に対応している
WiMAXの最大のメリットはデータ容量無制限で利用できる点です。WiMAX+5Gは一定以上のデータ通信を超えると速度制限がかかるというようなことはなく、よほどな使い方をしない限りは無制限で利用できます。
ただし、一定期間内に大量のデータ通信があった場合は、混雑する時間帯の通信速度が制限される場合がある点には注意が必要です。

以前は直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律にする制限する仕組みでしたが、この制限は2022年に撤廃されています。
通信速度は光回線には劣りますが、動画視聴やWeb会議が問題なくスムーズにできる速さです。専用の電波を使っているため、他の機器と電波がぶつかりにくく、通信が切れにくいのも特徴です。
また、光回線のような開通工事が不要であるため、端末を受け取ったらすぐに使えるのもWiMAXのメリットといえるでしょう。後ほど詳しく解説しますが、WiMAXにはモバイルルータータイプとホームルータータイプがあり、モバイルルーターなら持ち運びにも便利です。
WiMAXには2種類のモデルがある
モバイルルーター (Speed Wi-Fi DOCK 5G 01) |
ホームルーター (Speed Wi-Fi HOME 5G L13) |
|
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電源 | 充電式 | 家庭用コンセント |
データ通信容量 | 基本無制限(WiMAX+5Gプラン) ※混雑時は速度制限あり |
基本無制限(WiMAX+5Gプラン) ※混雑時は速度制限あり |
連続使用時間 | バッテリー式(約9時間) ※DOCK使用時は常時給電可能 |
常時給電式(24時間利用可能) |
持ち運び | コンパクトで持ち運び可能 | 持ち運び不可(据え置き型) |
同時接続台数 | 最大16台(Wi-Fi)+2台(USB/LAN) | 最大42台(Wi-Fi最大32台+LAN 2ポート) |
通信速度の安定性 | △(モバイル用途のため、使用環境により速度制限にばらつきあり) | ◎(高性能アンテナ搭載+優先対応で安定性が高い) |
WiMAXには、充電式の持ち運びに便利なモバイルルータータイプと、コンセントに挿すだけでWiFiや有線LANが使えるホームルータータイプの2種類があります。どちらも工事不要で、申し込み手続きが完了すればすぐに使用することができます。
モバイルルーター(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)とホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)はどちらも最新のWiMAX +5Gプランに対応した高性能モデルです。両機種とも基本的にデータ通信は無制限で利用可能です。
モバイルルーターは充電式バッテリーを内蔵しており、持ち運びに便利なコンパクトサイズです。連続使用時間は9時間程度、同時に最大16台まで接続が可能です。
ホームルーターは据え置き型のため、家庭用コンセントに挿せば無制限で利用できます。最大42台まで同時接続できるため、複数人での利用やテレワーク環境でも十分な性能を発揮します。
他にも機種はあるが、最新がおすすめ
DOCKとL13は最新端末ですが、その他にもX12やX11、L12、L11などのモデルもあります。X12も機能性は高めですが、プロバイダによってはまれにX11やL11、L12などの旧型モデルを取り扱っているところもあります。
いずれのプロバイダを選ぶ際も通信性能や安定性を重視する場合は、性能が高い最新機種を選ぶのがおすすめです。
まずは使用するエリアの通信状況を確認しておこう
WiMAXは日本全国の多くのエリアで電波が通っていますが、すべての地域で利用できるわけではありません。繋がりにくいエリアや全く繋がらないエリアもあります。エリアは各プロバイダのホームページから確認することができます。
5Gや4Gの対応状況をチェックし、屋内外やよく使う場所も含めてエリア内かを確認するのが大切です。通信状況は「〇」「△」「×」で判定されますが、「△」であった場合は通信速度が遅かったり、安定しない可能性もあるため、契約前にお試しサービスを利用してみることをおすすめします。
WiMAX選びは簡単!できるだけ安いプロバイダを選ぶのがポイント
WiMAXはどこのプロバイダで契約しても通信速度や対応エリアは共通であるため、プロバイダによって通信品質が変わることはありません。そのため、できるだけ料金の安いプラバイダを選ぶのがポイントです。
プロバイダ選びのポイントは以下の2点です。
・実質月額料金で比較する
・キャッシュバックや割引キャンペーンを確認する
料金を比較する際は単なる月額料金ではなく、実質月額料金で比較します。実質月額料金については後ほど詳しく解説しますが、月額料金や初期費用(契約事務手数料など)、端末代金、各種キャンペーン(キャッシュバックや月額割引など)など全てを含めて計算します。
安く見えても端末代が高額で初期費用が高いケースもあるため、まずは実質月額料金を計算して比較してみることが大切です。
WiMAXのプロバイダではキャッシュバックや月額割引などのキャンペーンを実施しており、キャッシュバック額や割引額はプロバイダによって大きく異なります。そのため、お得に利用できるプロバイダを選びましょう。
WiMAXプロバイダ13社の料金比較
WiMAXはプロバイダによって料金やサービス内容が大きく異なります。契約前に各社の実質月額料金や総額費用、キャッシュバックなどを比較するのが大切です。自分の利用スタイルや希望に合ったプロバイダを選びましょう。
プロバイダ | 実質月額料金 | 3年間の総額費用 | 契約期間 | キャッシュバック | 端末代 | 解約金 | 支払い方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 3,804円 | 136,945円 | 縛りなし | 34,600円 | 24ヶ月利用で実質無料 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード |
BIGLOBE WiMAX | 4,279円 | 154,050円 | 縛りなし | 11,500円 | 27,720円 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード・口座振替 |
カシモWiMAX | 4,818円 | 173,338円 | 縛りなし | なし | 36ヶ月利用で実質無料 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード |
UQ WiMAX | 4,950円 | 178,574円 | 縛りなし | なし | 27,720円 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード・口座振替 |
DTI WiMAX | 4,623円 | 166,430円 | 縛りなし | なし | 27,720円 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード |
Broad WiMAX | 4,768円 | 171,655円 | 縛りなし | 3,000円 | 36ヶ月利用で実質無料 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード・口座振替 |
hi-ho WiMAX | 5,482円 | 200,640円 | 縛りなし | なし | 27,720円 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード |
5G CONNECT | 4,892円 | 176,100円 | 縛りなし | なし | レンタル時:無料 購入時:27,720円 |
0円(端末残債は必要) | クレジットカード |
Vision WiMAX | 4,880円 | 175,681円 | 縛りなし/2年 | なし | 27,720円 | 2年プラン:24ヶ月未満3,751円 | クレジットカード |
Bic WiMAX | 4,795円 | 172,634円 | 公表なし | なし | 27,720円 | 3ヶ月以内:3,300円 | クレジットカード |
シンプルWiFi | 4,840円 | 177,540円 | 縛りなし | なし | 端末レンタル無料 | 0円 | クレジットカード |
J:COM WiMAX | 4,885円 | 179,146円 | 縛りなし | なし | 27,720円 | 0円(端末残債は必要) | クレジットカード・口座振替 |
ZEUS WiMAX | 4,214円 | 151,690円 | 縛りなし/2年 | 27,720円 | 27,720円 | 2年プラン:24ヶ月未満4,290円 | クレジットカード |
※実質月額料金は、3年間の総額費用を36ヶ月で割ったもの
多くのプロバイダで端末代は27,720円(分割払い可)となっており、解約金は基本的に0円です。しかし、分割払い中に解約した場合は端末代の残債支払いが必要です。また、キャッシュバックや特典の内容はプロバイダごとに大きく異なり、実質的な負担額に影響します。
支払い方法はクレジットカードが中心ですが、一部プロバイダでは口座振替も利用できます。契約期間や総額費用、特典内容を比較すると、自分に合った最適なプロバイダを選べるでしょう。
WiMAXのおすすめプロバイダ5選
WiMAXは、提供しているプロバイダごとに料金やキャンペーン、端末代金、契約条件などが大きく異なります。料金の安さやキャンペーンの充実度などを総合的に比較し、特におすすめできる5社を厳選して紹介します。
GMOとくとくBB WiMAX
実質月額料金 | 3,804円 |
---|---|
契約期間 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代 | 27,720円(24ヶ月利用で実質無料) |
解約金 | 0円 |
特典 | ・34,600円キャッシュバック ・乗り換え最大40,000円還元 |
おすすめポイント
- 34,600円キャッシュバックと違約金負担の特典がある
- auとUQモバイルユーザーはスマホセット割が適用される(月額1,100円割引)
- 業界最速クラスの5G通信とデータ無制限でネットの使用が快適
- 月額料金が明確で、2年後以降は基本料金のみで利用できる
GMOとくとくBB WiMAXは、業界トップクラスの34,600円キャッシュバックと27,720円の端末代実質無料キャンペーンを同時に受けられるため、実質月額料金を大幅に抑えることができるWiMAXです。
GMOとくとくBB WiMAXで扱う全ての端末が5Gに対応しており、最大4.2Gbpsの超高速通信とデータ無制限で利用できます。動画視聴やテレワークなど大容量通信も快適に利用できるでしょう。
契約期間の縛りがないため、いつでも違約金なしで解約することもできますが、端末代を無料にするために2年以上の継続利用がおすすめ。
支払い方法がクレジットカードのみというデメリットはありますが、料金や機能性、サービス面など全体的に高品質なのでイチオシのプロバイダです。auやUQモバイルのスマホを利用している方は月額1,100円のスマホセット割が適用されるため、まず検討したいプロバイダと言えるでしょう。
BIGLOBE WiMAX
実質月額料金 | 4,278円 |
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契約期間 | なし(最低利用期間・契約解除料なし) |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代 | 27,720円(分割または一括払い) |
解約金 | なし |
特典 | ・最大11,500円キャッシュバック(翌月受け取り) ・au/UQモバイルセット割対応 |
おすすめポイント
- 契約期間の縛りや解約金なしでいつでも自由に解約できる
- キャッシュバックが翌月に受け取れる
- 支払い方法がクレジットカードだけでなく、口座振替にも対応している
- 老舗プロバイダならではの安心感とサポート体制がある
BIGLOBE WiMAXは契約期間の縛りなし・解約金なしのシンプルなプラン設計が強みのプロバイダです。端末代を含めた月額料金が明確でいつでも解約できるため、初めてモバイルWi-Fiを使う方や短期利用を検討している方にもおすすめです。
BIGLOBEはインターネットサービスプロバイダとして長年の実績を持つ大手企業です。WiMAXに限らず、光回線や格安SIMなど幅広い通信サービスを展開しており、豊富な運営実績に対する信頼感やサポート体制も充実度の評価は高いです。
BIGLOBE WiMAXはクレジットカード払いだけでなく口座振替にも対応しています。口座振替を選べるプロバイダは珍しく、クレジットカードを持っていない方や使いたくない方でも申し込めるのは大きな魅力です。
当サイトからの申し込みなら、最大13,000円のキャッシュバック特典や2年間の月額料金割引を受けることができます。キャッシュバックは翌月に受け取れるため、手続きの煩雑さや受け取り忘れの心配もありません。
カシモWiMAX
実質月額料金 | 1ヶ月目:1,280円 2ヶ月目以降:4,818円 |
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契約期間 | なし(最低利用期間・契約解除料なし) |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代 | 27,720円(36回分割払い/分割サポートで実質0円) |
解約金 | なし |
特典 | ・初月1,408円 ・端末代実質無料 |
おすすめポイント
- 初月1,408円、その後定額4,818円と料金設定がシンプル
- 契約期間の縛りがなく、違約金なしでいつでも解約できる
- 端末代実質無料だから初期費用を抑えたい人におすすめ
- 初期費用を極限まで抑えられる
カシモWiMAXはずーっと定額で利用できるシンプルな料金設定が魅力です。2年目以降は割引がなくなり、月額料金が高くなるプロバイダが多い中、カシモWiMAXは何年使っても月額料金は4,818円です。契約期間に縛りがなく、いつでも違約金なしでできるのも嬉しいポイント。
初期費用は契約手数料3,300円と初月1,408円だけで抑えられるため、導入時の負担が最小限で済みます。これに加え、高速通信が可能な最新の5G対応端末(DOCK 5G 01・X12・L13)が実質0円使えるのが大きな強みです。
持ち運び可能なモバイル型から家庭据え置き型まで対応しており、用途に応じて端末を選べます。カシモWiMAXは月額費用・契約のしやすさ・最新機種のいずれも妥協したくない人に強くおすすめできるプロバイダです。
UQ WiMAX
実質月額料金 | 4,950円 |
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契約期間 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代 | 27,720円(キャンペーンで最大21,780円割引) |
解約金 | なし |
特典 | ・WiMAX + 5G割:13ヶ月間682円/月割引 ・対象端末21,780円割引 ・au/UQモバイルとのセット割(最大1,100円割引) |
おすすめポイント
- 加入初月から13ヶ月間は月々682円の月額料金割引が受けられる
- 最新の端末が最大21,780円割引でお得
- 契約期間の縛りがなく、違約金なしでいつでも解約できる
- au/UQモバイルユーザーはセット割で最大1,100円割引
UQ WiMAXには「WiMAX +5G割」という割引サービスがあり、加入から13ヶ月間682円の月額料金の割引を受けることができます。13ヶ月目までは月額4,268円で高品質な高速モバイルネットが使えます。さらに最新機種の端末代も最大21,780円割引され、通常27,720円の端末が5,940円で購入できるのも大きなメリットといえるでしょう。
契約期間に縛りがなく、違約金も発生しないため、ライフスタイルの変化に合わせて自由に解約できるのも嬉しいポイント。また、UQ公式の手厚い配送・サポート体制に加え、auやUQモバイルとのセット割を活用すれば、毎月のスマホ代もお得になります。
高額キャッシュバックはないものの、高品質な通信と安心感を求める方には料金・端末・サポートのバランスが優れたUQ WiMAXがおすすめです。
DTI WiMAX
実質月額料金 | 1~13ヶ月目:3,410円 14~37ヶ月目:3,960円 38ヶ月目以降:4,730円 |
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契約期間 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代 | 27,720円(一括払い) |
解約金 | なし |
特典 | ・最大35,640円相当割引(37ヶ月に渡る月額値下げ) ・DTI会員限定DTI Club Off優待サービス |
おすすめポイント
- 長期割引で月額3,000円台から利用できる
- 契約期間の縛りがなく、違約金なしで安心して使える
- 37ヶ月間の割引額合計35,640円で端末代以上の割引が受けられる
- 全国約40,000施設で宿泊や飲食が割引になるDTI Club Offが利用できる
DTI WiMAXの最大の特徴は、長期に渡る月額割引キャンペーンです。契約から13ヶ月間は月額3,410円、14?37ヶ月目は月額3,960円と、割引額は年々少なくなるものの約3年間お得な料金で利用できます。
端末代27,720円を一括払いという点で初期負担は大きいですが、月額割引額が37ヶ月累計で35,640円に達するため、3年以上の利用で端末代は実質無料となります。最新の5G端末をお得に入手できるのは嬉しいですよね。
さらに、DTI会員であればDTI Club Off優待を受けられるため、全国のホテル宿泊やレストランなどで最大90%オフの特別価格で利用できます。モバイルWi-Fiだけでなく、生活全体でお得を享受したい人におすすめです。契約期間の縛りがないため、ライフスタイルの変化に合わせて自由に利用できる点も魅力といえるでしょう。
WiMAXのプロバイダを選ぶときのチェックポイント
WiMAXのプロバイダを選ぶ際、月額料金だけでなく実質的な費用や契約期間などチェックポイントがいくつかあります。これらを総合的に比較して、無理なくお得に使えるプロバイダを選びましょう。
①:料金は実質月額料金で見る
WiMAXプロバイダを選ぶ際は単純な月額料金だけでなく、実質月額料金で比較するのが重要です。
実質月額料金とは、契約期間中に発生する全費用(毎月の料金、端末代や事務手数料など)からキャッシュバックや割引などの特典を差し引き、契約月数で割ったものです。この計算で各社の料金体系やキャンペーンの違いを公平に比較できます。
②:契約期間を確認する
契約期間は必ずチェックしておきましょう。以前は2年?3年契約が主流でしたが、最近では契約期間の縛りがないプランも増えています。2年契約の場合、2年未満の解約は違約金が発生してしまうため、契約期間の有無は契約前に確認が必要です。
③:端末代金の割引があるかを確認する
端末代金は通常2~3万円程度ですが、プロバイダによっては端末代が割引または実質無料になるキャンペーンを実施しています。端末代実質無料キャンペーンの多くが、2年や3年間の継続利用が必要であるため、割引期間中に解約すると端末代金の残債の支払いが必要になります。
契約期間に縛りがなくても、端末代を実質無料にするためには2~3年の継続利用が必要だという点は理解しておきましょう。
④:キャッシュバックの適用条件と受け取りやすさ
キャッシュバックキャンペーンは各プロバイダで内容や条件が大きく異なります。キャッシュバックが高額でも申請方法が複雑な場合や、受け取り時期が契約から1年後等、条件を満たさないと受け取れないケースがあります。申請手続きや受け取り時期、条件を必ず確認して確実に受け取れるプロバイダを選びましょう。
WiMAXを契約する前に知っておくべき注意点
WiMAXは手軽にインターネットを利用できる便利なサービスですが、契約前にいくつかの注意点を理解するのが大切です。以下のポイントを確認して、自分の利用スタイルに合っているか検討しましょう。
障害物に弱く、繋がりにくい場所がある
WiMAXは電波を利用しているため、地下や周囲に高い建物が多い場所などでは電波が届くにくく、通信が不安定になる可能性があります。契約前に自宅や利用予定エリアでの電波状況を必ずチェックしましょう。
光回線に比べると通信速度は劣る
WiMAXは外出先でも使える手軽さが魅力ですが、最大速度や安定性は光回線には及びません。大容量のデータ通信やオンラインゲーム、リモートワークなど高速で安定した通信が必要な場合は光回線の方が適しています。
短期間の利用ならレンタルも検討
WiMAXは通常2年や3年などの長期契約が多いですが、短期間だけ使いたい場合はレンタルサービスの利用がおすすめです。レンタルなら契約期間の縛りや端末代の残債を気にせず、気軽にWiMAXを利用することができます。
WiMAXに関するよくある質問
WiMAXを検討する際によくある質問をまとめました。サービスの特徴や利用方法を理解し、自分に合った選択ができるよう参考にしてください。
Q.WiMAXとポケットWi-Fiの違いは?
WiMAX | ポケットWi-Fi | |
---|---|---|
運営会社 | UQコミュニケーションズ(au回線も利用) | ソフトバンク、ワイモバイル |
通信回線 | WiMAX2+/au 4G LTE/5G | ソフトバンク/ワイモバイルの回線 |
対応エリア | WiMAX+auのエリア | ソフトバンク/ワイモバイルのエリア |
通信速度 | 高速(最大3.5Gbpsなど) | 最大2.4Gbpsなど |
通信制限 | 実質無制限 | 月50GBや3日10GBなどの制限あり |
こんな人におすすめ | ・速度制限を気にせず使いたい ・au、UQモバイルユーザー |
・WiMAXのエリア対象外 ・ソフトバンク系ユーザー |
WiMAXは通信速度が速く、データ容量も実質無制限で使えるのが最大の特徴です。一方、ポケットWi-Fi(今回はソフトバンクやワイモバイル)は障害物に強く、地下や建物内でも繋がりやすいですが、データ容量に制限が設けられていることが多いです。
そして、auやUQモバイルユーザーはセット割が使える点もWiMAXのメリットです。
Q.WiMAXはお試しできる?
UQ WiMAXが提供するTry WiMAXでは、WiMAXを無料レンタルすることができます。このサービスではWiMAXの端末を15日間無料でレンタルでき、通信エリアや速度、使用感などを確認できます。利用料金や送料もかからず、契約前に自分の利用環境に合うかを見極められるのが大きなメリットです。
一方、WiMAX契約後に合わなかったと感じた場合、初期契約解除制度(いわゆるクーリングオフのような仕組み)を使えば契約をキャンセルできます。しかし、この制度は完全な「お試し」ではありません。初期契約解除を利用しても、契約時の事務手数料(通常3,300円程度)や端末代金は返金されないため、費用がかかってしまいます。
そのため、WiMAXを契約する前に使用感を確認したい場合は、事前にTry WiMAXを活用するのが最もリスクの少ない方法と言えるでしょう。
Q.上り速度・下り速度ってなに?
インターネットの通信速度には、下り速度(ダウンロード速度)と上り速度(アップロード速度)の2種類があります。これらを確認すると、自分の利用スタイルに合った通信サービスを選びやすくなります。
下り速度とはインターネット上からデータを受信する速さを指します。例えば、動画の視聴やWebページの閲覧、ファイルのダウンロード、SNSの読み込みなどが該当します。これらの操作を快適に行うには、ある程度の下り速度が必要です。
上り速度はデータをインターネット上に送信する速さです。具体的には、写真や動画のアップロード、メールへのファイル添付、クラウドへのデータ保存、ビデオ通話やライブ配信などです。
日常的なインターネット利用では下り速度のほうが重視されやすいですが、YouTubeなどへの動画投稿や在宅ワークでのクラウド利用が多い方は上り速度も重要なポイントになります。契約する回線やプランによって上り・下りの最大速度に差があるため、自分の利用目的に合ったバランスの良い速度を選ぶのが大切です。