インターネット回線の選択肢が増えた今、工事不要で手軽に始められるホームルーターが注目を集めています。その中でも、通信料無制限・契約期間の縛りなし・スマホセット割で毎月の料金が安くなるなどのポイントを重視して選ぶ人が増えています。
本記事では、数あるホームルーターの中から無制限で使えてコスパ抜群のホームルーターを3つ厳選しました。月額料金やスマホとのセット割、キャンペーン情報まで分かりやすく比較し、あなたのニーズに合った最適な1台が見つかるよう解説します。
人気のホームルーター(置くだけWi-Fi)5社を比較
実質月額料金 | スマホセット割 | 契約期間 | 解約違約金 | 端末代 | |
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とくとくBBホームWiFi | 4,053円 | 最大1,100円/月 (au・UQモバイル) |
なし | なし | 27,720円(2年利用で実質無料) |
ドコモHOME 5G | 4,277円 | 最大1,100~1,210円/月 (ドコモ) |
なし | なし | 71,280円(3年利用で実質無料) |
ソフトバンクエアー | 3,421円 | ソフトバンク:最大1,100円/月 ワイモバイル:最大1,650円/月 |
なし | なし | 71,280円(4年利用で実質無料) |
WiMAX HOME 5G | 4,223円 | 最大1,100円/月 (au・UQモバイル) |
なし | なし | 27,720円(2年利用で実質無料) |
Rakuten Turbo | 5,500円 | 楽天ポイント1,000ポイント/月付与 (楽天モバイル) |
なし | なし | 41,580円(実質無料キャンペーンあり) |
※実質月額料金は、2年間の総額費用から1ヶ月あたりの料金
人気のホームルーター5社を比較すると、実質月額料金やスマホセット割などに違いがあります。全社とも契約期間や解約違約金はなく、気軽に利用できるのが特徴です。
実質月額料金はソフトバンクエアーが最も安く3,421円、次いでとくとくBBホームWiFiやWiMAX HOME 5Gが約4,000円前後となっています。一方、楽天のRakuten Turboは5,500円とやや高めですが、楽天ポイントの付与による還元が受けられます。
端末代は、長く使えば実質無料となっているホームルーターが多いのですが、中途解約だと残債を一括で支払う必要が出てくるため、注意してください。
スマホセット割は利用するキャリアによって割引額が異なり、最大毎月1,650円の割引が受けられる場合もありますので、まずはスマホセット割が使えるホームルーターから検討するといいでしょう。

総合的に見ると、スマホキャリアや想定している利用期間により最適なホームルーターが変わります。そのため、自分の使い方に合ったサービスを選ぶといいでしょう。
スマホセット割で最大1,100円の割引が受けられる
セット割とは、主要キャリアのホームルーターとスマホをセット契約すると受けられる割引サービスです。
具体的には、スマホ1回線あたり毎月最大1,100円が適用され、契約者本人だけでなく、家族のスマホ回線も対象となります。条件により最大10回線まで割引対象となるため、家族の人数が多いほど費用を抑えることができる嬉しい割引サービスとなっています。
申し込み窓口(契約先)によって特典内容が異なる
ホームルーターは公式サイトや店頭窓口以外にもさまざまな窓口から申し込みすることができます。基本的にどの申し込み窓口(契約先)から契約しても、月額料金やサービス内容は変わらず、公式特典も共通です。
しかし、各申し込み窓口では独自のキャンペーンを用意しており、特典内容は大きく異なります。例えば、同じ会社のホームルーターでも、ある窓口ではAmazonギフト券、別の窓口では現金キャッシュバックなど特典内容が異なります。
窓口独自の特典は申し込んだ窓口でしか受け取れないため、特典やキャンペーン内容で窓口を選ぶのがおすすめです。
無制限で使えるホームルーターおすすめ3選
ホームルーターは工事不要でコンセントに挿すだけですぐに使える手軽さが魅力です。また、データ容量無制限のため、動画視聴やテレワークにも最適なツールといえるでしょう。
ここでは、スマホとのセット割やキャンペーンが充実している、キャリア別のおすすめホームルーターを3つ厳選して紹介します。
auユーザーなら「とくとくBBホームWiFi」
基本料金 | 4,928円/月 |
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スマホセット割 | au・UQモバイルで毎月最大1,100円割引 |
端末代 | 27,720円(3年利用で実質無料) |
契約期間 | 実質縛りなし(違約金無料、2年契約で解除料0円) |
初期費用 | 3,300円(キャンペーンで無料の場合あり) |
キャンペーン・特典 | ・キャッシュバック(最大25,000円) ・他社違約金最大70,000円還元 ・月額割引など |
おすすめポイント
- auユーザーはスマホセット割で毎月最大1,100円割引
- 最大25,000円の高額キャッシュバックの特典つき
- 超高速通信対応、最大32台まで同時接続できる
- 事務手数料が0円だから初期費用がかからない
- 出張先や旅行先など登録先住所以外でも利用できる
- 最短1日で利用開始、送料も無料
とくとくBBホームWiFiは最新WiMAX端末を月額4,928円で利用することができます。最短1日で利用が開始でき、特に難しい設定はなくコンセントを挿すだけでインターネットを利用できます。有線LANポート2つを搭載し、最大32台まで同時接続できるため、家族や複数デバイスの利用にも強いのが魅力です。
auやUQモバイルのスマホとセット割が利用でき、毎月最大1,100円の割引が適用されます。また、最大25,000円のキャッシュバックや他社からの乗り換え時の違約金を最大70,000円補填してくれる特典付きなので、初期費用を抑えることができますよ。
契約期間中はいつでも違約金なしで高速光回線に乗り換えることもできるため、将来的に光回線を検討している方や短期の引っ越しを予定されている方にも大変おすすめのホームルーターです。料金面・機能性どちらも優秀なので、auユーザーはとくとくBBを選んでおけば間違いないでしょう。
ドコモユーザーなら「ドコモHOME 5G」
基本料金 | 月額4,950円 ※2025年7月1日より5Gプランは5,280円 |
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スマホセット割 | ドコモで毎月最大1,210円割引 |
端末代 | 73,260円(36回払いで実質無料) |
契約期間 | 縛りなし・違約金なし |
初期費用 | 0円(事務手数料無料キャンペーンあり) |
キャンペーン・特典 | キャッシュバック(最大18,000円)、端末代実質無料など |
おすすめポイント
- NTTドコモが提供するホームルーター
- ドコモスマホとのセットで毎月最大1,210円割引
- 工事不要、コンセントを挿すだけですぐに使える
- 端末代73,260円が実質無料になる
- 20,000円分のAmazonギフト券が受け取れる
ドコモHOME 5GはNTTドコモが提供する5G対応のホームルーターです。月額料金は4,950円(2025年7月より5,280円)と他社のホームルーターよりも少し高めですが、ドコモの5G回線を使用した高速通信が利用できます。
ドコモユーザーなら、スマホセット割が適用され、スマホ1台につき毎月最大1,210円の割引を受けることができます。離れて住んでいる家族も割引対象となるため、通信費がお得になります。月額料金の割引はありませんが、端末代金は月々サポートにより、36ヶ月利用を条件に実質無料になります。
ドコモのhome 5Gを契約するなら、GMOとくとくBBからの申し込みがおすすめで、最大20,000円分のAmazonギフト券がもらえます。ドコモユーザーで、安定した通信速度を求める方におすすめのホームルーターです。
ソフトバンクユーザーなら「ソフトバンクエアー」
基本料金 | 月額5,368円 ※「みんなおトク割」適用後(24ヶ月間):月額2,970円(端末代込み) ※「かんたん!SoftBank Air」適用後(6ヶ月間):月額1,980円 |
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スマホセット割 | ソフトバンク・ワイモバイルで毎月最大1,100円割引 |
端末代 | 71,280円(48回分割で実質無料) |
契約期間 | 縛りなし・違約金なし |
初期費用 | 3,300円(キャンペーンで無料の場合あり) |
キャンペーン・特典 | ・キャッシュバック(最大40,000円) ・端末代実質無料 ・月額割引など |
おすすめポイント
- ソフトバンクとのセット割で毎月最大1,100円割引
- 25,000円分のキャッシュバック特典がある
- 他社からの乗り換えなら違約金・撤去費用を全額還元
- 割引キャンペーンで契約から一定期間、月額料金が安くなる
- 最新規格Wi-Fi7に対応で高速・低遅延・安定した通信が可能
ソフトバンクエアーは2024年11月発売のAirターミナル6で、国内初の最新規格Wi-Fi 7に対応したホームルーターを提供しています。Wi-Fi 7対応のスマホや機器を使えば、従来よりもさらに高速で安定した無線通信が自宅で利用できます。
家族や複数台を同時に接続しても通信が安定しているのは大きな魅力といえるでしょう。
ソフトバンクエアーはソフトバンクやワイモバイルのスマホとセットで使うと毎月最大1,100円の割引が受けられます。月額料金は48ヶ月までは4,950円、48ヶ月継続利用なら端末代71,280円は実質無料になります。
48ヶ月以降は割引がきかなくなり、月額料金が上がってしまうため、このタイミングで他社に乗り換えたり、光回線にするなど検討されればと思います。
特設サイトからの申し込みなら、25,000円のキャッシュバック特典や他社からの乗り換えの違約金や撤去費用の全額還元を受けることができます。ソフトバンク公式キャンペーンとの併用も可能ですので、必ず以下のページから申し込みしてくださいね。
ホームルーターを選ぶときのチェックポイント
ホームルーターを選ぶ際は利用エリアや料金、通信速度など複数のポイントを比較するのが大切です。サービスごとに特徴やキャンペーンが異なるため、最新情報も必ずチェックしましょう。
対応エリアかを確認する
ホームルーターは携帯電話の電波(4Gあるいは5G)を使ってインターネット接続を行うため、対応エリアは非常に重要です。サービス提供エリア内でなければ、十分な速度や安定性を得られない可能性があります。
対応エリアは各キャリアのホームページで住所や郵便番号を入力すれば確認可能です。5Gと4Gのエリアが色分けされていることが多く、分かりやすいでしょう。また、一部のキャリアや販売代理店では、契約前に無料でレンタルできるサービスもあります。可能であれば一度試してみるのも一つの手です。
スマホセット割を適用した場合にお得になるかを確認する
ホームルーター選びでは、スマホセット割を適用してトータルコストで一番お得な選択ができるかが重要です。スマホ1回線につき最大1,100円割引のため、家族で複数回線あれば年間数万円の節約も可能です。
また、家族のキャリアをまとめると、割引以外にもメリットが受けられるでしょう。サポートを一本化して請求を統一できる、あるいはポイント還元や家族割など追加の特典も受けられる可能性があります。
ただし、1人(単身利用)の場合はスマホセット割を適用しても必ずしも一番安くなるとは限りません。逆に、セット割を適用しない方が安くなるケースもあります。
例えば、ホームルーター自体が割高な場合、セット割を差し引いても別の安いプロバイダの方がトータルコストで安いかもしれません。セット割のために高額なスマホプランに変更するのは本末転倒です。単身利用時はトータルコストで比較・検討しましょう。
料金は2年間の総額費用または実質月額料金で計算する
ホームルーター選びでは、2年間の総額費用または実質月額料金で比較するのが正しい判断基準です。
これは、多くのホームルーター契約は本体代が分割払い(36回払いなど)、あるいは初月無料や期間限定割引、キャッシュバックなどの可能性があるためです。従って、月額料金だけを見ても正確な比較はできません。
2年間の総支払額は「(月額料金×24ヶ月)+端末代金-キャッシュバックや割引」、実質月額料金は「総支払額÷24ヶ月(または希望利用年数)」で計算します。計算時は端末台込みかレンタルかを気をつけましょう。
分割支払いが残ると、途中解約時に一括請求される場合があります。また、キャッシュバックは条件が厳しく、申請を忘れてしまうと無効になるため注意が必要です。
通信速度もチェックしておく
ホームルーター | 下り最大速度 | 平均下り速度 |
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とくとくBBホームWiFi | 約1.2Gbps | 約100.64Mbps |
ドコモHOME 5G | 約4.2Gbps | 約184.79Mbps |
ソフトバンクAirターミナル5 | 約2.1Gbps | 約131.09Mbps |
※平均速度はみんなのネット回線速度を参照
ホームルーターの選びでは通信速度も重要なポイントです。下り最大速度は各端末の理論上の最高速度を示しており、ドコモHOME 5Gが4.2Gbpsと最も高速ではありますが、実際の利用環境では平均下り速度を参考にしましょう。
とくとくBBホームWiFiやドコモHOME 5Gは平均150Mbpsと高速で、動画視聴やネットサーフィン、オンライン会議も快適にこなせます。
一方、オンラインゲームなどリアルタイム性の高い用途では、わずかな遅延が発生する可能性があります。特に、速度や応答性が求められる場合は有線接続や別の高速回線の検討もおすすめです。日常生活でのインターネット利用であれば、これらのホームルーターの速度で十分快適に使えます。
その他のWiFiサービスと比較して検討してみる
ホームルーター | 光回線 | ポケットWiFi | |
---|---|---|---|
通信速度 | 下り最大1~4Gbps程度(機種により異なる) | 下り最大1~10Gbps程度(契約により異なる) | 下り最大150Mbps~2Gbps程度(機種・プランにより異なる) |
料金 | 月額3,000~5,500円 | 月額4,000~7,000円 | 月額3,000~5,000円 |
速度制限 | 基本的に無制限だが、一定期間の大量通信で制限される場合あり | ほぼ無制限 | 月間データ容量の上限がある場合が多い |
開通工事 | 工事不要(コンセントに挿すだけ) | 必要 | 工事不要(すぐ使える) |
ホームルーターは工事不要でコンセントに挿すだけで手軽に使えて、通信速度もまずまずですが、大量通信時に速度制限がかかったり、通信状況が悪くて不便な思いをする可能性もあります。
光回線は開通工事が必要で月額料金もやや高めではありますが、通信速度が速く安定しています。ポケットWiFiは外出先でインターネットを利用する際など持ち運びには便利ですが、速度制限やバッテリー管理などが必要であるため、自宅で日常的に使うには不向きです。
数か月の利用や工事ができないなどの事情がある場合にはホームルーター一択になるかと思いますが、ホームルーターが満足に使えなかった場合に光回線への切り替えを検討する可能性があるなら、最初から光回線を契約するか、端末代が安いホームルーターを選ぶのが賢明です。
ホームルーターの端末代金を分割で支払いする場合、光回線に切り替える際に端末代の残債を一括で支払わなくてはいけなくなる可能性があります。光回線かホームルーター、どちらがベストなのか慎重に検討しましょう。
ホームルーターのメリット・デメリットは?
ホームルーターは自宅で手軽にインターネットを利用できる便利な通信サービスです。工事不要で設置も簡単な一方、通信速度や電波環境に影響を受けやすいなどの注意点もあります。ここではホームルーターを使うメリットとデメリットを解説します。自分の使い方に合ったサービス選びの参考にしてください。
ホームルーターを利用するデメリット
- 光回線に比べて通信速度は劣る
- 周辺環境や置く場所、天候に影響されやすい
- 通信制限がかかる場合がある
- 利用場所が自宅に限定される
ホームルーターは無線通信を利用しているため、光回線に比べて通信速度や安定性は劣ります。特に、大容量のデータ通信やオンラインゲーム、高画質動画の視聴などでは遅延や速度低下が発生しやすいでしょう。
また、設置場所によっては電波が入りにくくなる場合もあり、周辺の建物構造や家電製品、電波干渉、雨や雪などの天候によっても電波状況が悪化して通信が不安定になりやすいです。
多くのホームルーターは無制限プランを謳っていますが、実際は短期間で大量のデータ通信を行うと速度制限がかかる場合があります。混雑する時間帯や夜間に制限がかかるケースもあり、安定した高速通信を求める場合は注意が必要です。
ホームルーターを利用するメリット
- 工事不要で、コンセントを挿すだけで簡単に利用できる
- モバイルルーターより通信が安定しやすい
- 初期費用や月額料金が比較的安い
- 同時接続台数が多い
ホームルーターの最大のメリットは、工事の必要がなく、コンセントを挿すだけで無制限でインターネットが使えるという手軽さでしょう。端末が届いたらコンセントに挿すだけで、即日インターネットが利用でき、コンセントがあれば家中どこでも設置できます。部屋のレイアウトやインテリアを損なわずに利用できるのもメリットといえます。
また、ホームルーターは据え置き型で家庭用コンセントから直接電源を受けており、内部アンテナも強力です。同時に多くの端末を接続しても通信が安定するため、家族や複数人での利用に適しています。
ホームルーターの申し込みから利用までの流れ
ホームルーターは工事不要で簡単に申し込み・利用ができるのが特徴です。申し込み後、端末が届いたらすぐにインターネットが使えます。キャッシュバック特典を希望する場合は案内に従って忘れずに手続きしましょう。
①:申し込み窓口から申し込みを行う
ホームルーターは各事業者のWebサイト、電話や店舗窓口で申し込みが可能です。申し込み時に契約情報、設置先住所、支払い方法や本人確認書類が必要になります。申込内容を確認し、同意事項に同意すると申し込みが完了します。
②:ルーターが届いたら利用開始
申し込みが完了すると、指定した住所にホームルーターが配送されます。ルーターが届いたら設置場所に本体を設置してコンセントに接続します。初期設定を行えばすぐにインターネットの利用が可能です。
ホームルーターを設置する際は、キッチンやなど家電製品や金属製品、水槽など水の近くは電波を弱めてしまう可能性があるため、避けた方が無難です。電波は360度全方向に飛んでいるため、家の中心や窓際がおすすめです。
③:キャッシュバックの受け取り手続きを行う
キャッシュバック特典がある場合、受け取りには別途手続きが必要です。手続きしなければキャッシュバックを受け取れないため、忘れずに行いましょう。案内メールの受信時期や手続き方法は事業者毎に異なるため、必ず公式サイトや案内メールの内容を確認して下さい。
ホームルーターに関するよくある質問
ホームルーターに関してよくある質問と、そのポイントや選び方、利用時の注意点をまとめました。短期利用や設置場所、中継器との接続など導入前に知っておきたい疑問を解消します。自分の利用スタイルに合ったホームルーター選びの参考にしてください。
Q.数ヶ月の短期利用におすすめのホームルーターは?
数ヶ月間の短期利用に向いているホームルーターを選ぶ際は以下のポイントが重要です。
・契約期間の縛りがない
・初期費用が安い又は無料
・解約が簡単
・データ容量が十分
・端末レンタルが可能(買い切り不要)
これらのポイントを踏まえたおすすめのホームルーターは、SoftBank Airのレンタル利用です。
料金は月額5,907円(税込)で、初回には契約事務手数料として3,300円がかかります。長期利用向けの割引やキャッシュバックなどは基本的に対象外ですが、その分短期間だけ使いたい人には余計な手間がなく、シンプルに使えるのが魅力です。
Q.一戸建ての場合、2階でも問題なく使える?
ホームルーターはWiFiによる電波を室内に飛ばす仕組みのため、基本的に2階でも使用可能です。木造住宅の場合は1階から2階への電波は比較的通りやすいでしょう。一般的なルーターの通信距離は10~30m程度で、家庭用には十分です。
ただし、以下の4点に注意しましょう。
・建物の構造により電波が遮られやすくなる
・設置場所により電波が2階まで届きづらくなる
・干渉する機器が多いと電波が不安定になる可能性
建物の構造が鉄骨造やコンクリート造の場合、電波が遮られやすく、特に床に金属があると電波は減衰しやすいでしょう。また、1階の隅や家具の影などに設置すると、電波が2階まで届きづらくなるケースがあります。電子レンジやBluetooth機器が多いと電波が不安定になる可能性もあり、注意が必要です。
これらの対策方法として、ルーターをできるだけ家の中心や、棚の上など高めの場所に置きましょう。また、WiFi中継器を使うのも一つの手段です。1階と2階の間に中継器を設置すれば電波を拡張できます。
Q.ホームルーターと中継器は繋ぐことができる?
ホームルーターと中継器は基本的に問題なく接続できます。多くのホームルーターはWiFi中継器と連携して、WiFiの電波範囲を拡張できます。中継器を設置する際は、ホームルーターと電波が弱い場所の中間地点に置くと効果的と言われています。ただし、複数の中継器を同時に使うと通信が不安定になる場合があるため、基本的には1台の中継器を利用しましょう。
Q.ホームルーターはお試しできる?
ホームルーターは多くの通信会社でお試し利用や返品保証などの制度を提供しています。例えば、ソフトバンクエアーやドコモHOME 5Gでは初期契約解除制度が利用可能です。契約後8日以内であれば、違約金なしでキャンセルできます。
そのほかに、15日間試せるTry WiMAXというサービスが有名です。完全無料で機器をレンタルして通信品質を試せます。返却すれば費用は一切かかりません。
ホームルーターはこんな人におすすめ
- 近い将来、引っ越しを考えている人
- 光回線の開通工事ができない人
- 動画やネットサーフィンがメインの人
- 一人暮らしや小規模の家庭
ホームルーターは近い将来、引っ越しを考えている人や転勤が多い人、光回線の開通工事ができない人などにおすすめです。工事不要なので、引っ越し先でもすぐ使えます。通信契約を継続したまま移設できるケースが多いのも、引っ越しや転勤がある人にはメリットです。
また、マンションなど光回線の開通工事ができない、あるいは一時的にネットを使いたいなどの諸事情がある人にホームルーターはおすすめです。YouTubeやNetflixなど動画視聴をよくする人やリモート会議などにも十分な通信速度です。
一方、超高速通信を求めるオンラインゲーマーや、大人数や複数端末で同時に大容量通信を行う場合にはやや不向きな場合があります。ホームルーターは導入が簡単ですが、通信速度や安定性は光回線よりも劣るため、その際は光回線を検討してみるとよいでしょう。